カッコ良さとキャッチーさを両立できない楽天の応援歌
先日、私の贔屓球団である楽天イーグルスの新応援歌が4曲発表された。内訳としては、鈴木大地選手、ブラッシュ選手、汎用テーマ2、新チャンステーマの4曲である。
鈴木大地選手
大地 勝利のために 熱い気持ち込めて
東北の夢を 背負い戦うヒーロー
歌詞はカッコイイが鈴木大地選手は特に東北にゆかりがある訳では無いため「東北の夢」というワードは若干違和感がある。メロディーは昭和のヒーローものの主題歌みたいでダサいと思った。ただ実際に球場でトランペットバージョンを聴けば印象は変わるかもしれない。
ブラッシュ選手
みんなが待ってるホームラン(JB!) みんなが待ってるホームラン(JB!)
弾丸ライナー飛んでゆけ(JB!)はるか遠く(ゴーゴーレッツゴー JB×4)
正直ダサすぎて歌いたくないレベル。去年の田中和基選手の応援歌といい、語彙力ゼロの応援歌を1つは作らなきゃいけない縛りでもあるのだろうか。
汎用テーマ2
迷わずいざ進め 若鷲よ飛べ
巻き起こせ 新たな風を
この曲は応援歌が無いプロ入り3年目までの若手選手の打席時に使用される。個人的には新曲の中で1番好きである。去年はシーズンの中盤から下位打線が汎用地獄だったので新テーマを作ったのは良い判断だと思う。
チャンステーマ (戦いの時)
戦いの時が来た 決めろ一撃
ラララララ・・・
みちのくへと勝利運べ 我らとともに 敵を倒せ
(オイ!)(オイ!)(オイ!)(選手名)!
高校野球っぽいという第一印象である。鈴木大地選手の応援歌もそうだか、やたら「みちのく」、「東北」というワードにこだわってるように見える。曲としてはあまり好きではないけど、実際に歌えば盛り上がるしなんだかんだ楽しいとは思う。
全体としての感想
まず曲が少なすぎる。主観で判断されるカッコイイダサい、好き嫌いは置いといて他球団の私設応援団と違ってお金を貰って仕事としてやっているのにたったの4曲かよというのが率直な感想である。昨シーズン100試合以上出ている辰己選手や主軸候補のロメロ選手の応援歌は作られると思っていたので拍子抜けした。さらに正捕手不在のチーム状況を考えれば横浜やオリックスのように捕手テーマを作っても良かったんじゃないかと思った。昨年同様"歌いやすさ"、"覚えやすさ"というものを最優先にしているんだろうなあと感じた。それは良い事だと思う。ただ、そういうキャッチーさとカッコ良さの両立はできないものなのだろうかと疑問に思ってしまった。